Twenty One PilotsやFUN.で有名なレーベルFueled By Ramenの成り上がり考察

[ad#ads1]

DIYの皆さんに僕が実際に関わった成り上がった実例をお話しして、自分たちがビッグになった時のことを超具体的に想像・妄想してもらおうという企画の第3弾!!

これまでの2回では、

参考記事:パンク系バンドのミリオンセラーヒストリーを回顧してみよう!

参考記事:Fall Out Boyの成り上がりぶりを勝手に振り返りました!

ということで、ミリオンセラーの歴史とFall Out Boyについて書きました。

3回目の今回は、最近ではTwenty One PilotsやFUN.、ちょっと前ではパラモアやPanic At The Discoで有名なFueled By Ramenについてお話ししたいと思います!!

Fueled By Ramenの成り上がりぶり

Fueled By Ramenとは

もうオフィシャルサイトにも書いていないので僕の記憶を頼りに書きます。間違っている記載があったら教えてください。

Fueled By Ramenはフロリダ州ゲインズヴィルで1996年に設立されたインディレーベルであり、Less Than JakeのドラマーVinnieと現在Interscope/A&M/GeffenのCEOであるJohnの2人によってスタートした。

Less Than Jakeのツアーで中に見つけたバンドなどに声をかけて所属バンドを見つけていたが、当時インスタントラーメンをかじりながらレーベル運営を頑張っていたことから”Fueled By Ramen”(ラーメン燃料)というレーベル名が付けられた。

それまでもJimmy Eat WorldやYellowcardなどのインディーズ盤をリリースするなどバンドマンならではのセンスを発揮して良質な楽曲をリリースしていたが、

彼らにとっての転機は、後に世界的な大ブレイクを果たすことになったFall Out Boyとの契約であり、それをきっかけにフォールアウトボーイのリーダーPeteのレーベルDecay Danceの取り扱いも開始、パニックアットザディスコやParamoreなど所属バンドの大ヒットもあり大きく躍進、ワーナーグループのAtantic Records傘下となり拠点もニューヨークへと移転する。

その後創業者であるVinnieとJohnの両方がレーベルを去ったが、FUN.やTwenty One Pilotsの大ブレイクで再び脚光を浴びている。

所属バンド

3OH!3
Against The Current
Chef`Special
Flor
FUN.
Gym Class Heroes
Nate Ruess
Panic At The Disco
Paramore
The Front Bottoms
Travie McCoy
Twenty One Pilots
Vinyl Theatre
Young The Giant

日本での活動履歴とレーベルの遷移

これも記憶をたどって書きます。

最初の頃は、トイズファクトリーから何枚かリリースしてました。Jimmy Eat WorldとかPullenとか。

僕はWhippersnapperというバンドがこのレーベルに移籍した時に初めて仕事をしましたが、Vinieは自分のバンド活動でほとんどレーベルの仕事はしてなくて、Johnと連絡を取り合っていました。当時はまだまだ小さいインディーズレーベルで、流通もまだワーナーではなかったと思います。

Whippersnapperの後にイエローカードのEPを出して、いよいよFall Out Boyのリリースで大爆発となるわけですが、このリリースがレーベルにとって最大のブレイクスルーになったことは間違いないです。

その後Peteのレーベルや彼のツテで契約したバンドが次々と大ヒットを飛ばして一気に巨大レーベルの仲間入りをしました。

その頃からAtlanticとの関係が濃くなっていき、日本でもワーナーがレーベルを丸ごと取り扱うようになり、うちにも生産中止の要請が通達され(涙)、レーベルの創業者2人が去って一時期低迷することになりました。

急激に大きくなるバンドやレーベルは本当にたくさん見てきましたが、Fueled By Ramenも同じようにドンドン大きくなりましたね。

1つのバンドでここまで激変するのが音楽業界の醍醐味でしょうか?

その危機を脱してFUN.とTwenty One Pilotsで復活を遂げたのにも驚きましたが、この記事を書くにあたり久しぶりにオフィシャルサイトを見たら僕が関わっていた頃と全く変わっていなかったことにも驚きました(笑)。

引き継いだ人が優秀だったのかな?

レコードレーベルの存在意義とは?

アーティストの音源をパッケージにして発売するのがレコードレーベルの仕事でしたが、環境の変化によってCDやDVDに代表されるようなパッケージにする必要がなくなりつつあります。ニューヨークにはCDショップがなくなり、CDに代わってパッケージを担うはずだったデジタル配信も定額聞き放題のストリーミングサービスの登場で”音源を買う”ということ自体が問われています。

これまでに蓄積された原盤権という資産でやっていくのか、それともマネジメントやブッキング、物販など分業化されてきたところにも手を出すのか、レーベルの存在意義が問われていると思います。

結局何なの?

なんか成り上がりというよりはレーベル全体の話になってしまった気がしなくもないですが(汗)、

レーベルが今後どうやって生き残っていくかは永遠のテーマとして、現状を打破して大きくなるためには、

”大爆発する何かたった1つのきっかけを持てればいい”

ということになります。

かのEpitaphはオフスプリングの大ヒットでメジャーより大きいレーベルになりました。Fueled By RamenだってFall Out Boyでドカンといきました。他のレーベルでも1組のバンド1枚のアルバムをきっかけに大きく羽ばたいたところがたくさんあります。

”そんな簡単じゃねえよ”

もちろんそうです。が、チャンスはありそうですよね。

自分自身がバンドをやっていたりアーティストならその才能でのし上がることもできます。豊富な人脈で優秀なA&Rがものすごい原石を連れてきてくるかもしれません。何かのきっかけで所属バンドの曲がCMに使われたり、カバー曲が大ヒットしたり、逆輸入みたいな形で海外で売れてから日本デビューするかもしれません。

海外や音楽業界に限ったことではありません。ハリーポッターの翻訳だけで莫大な富を得た会社だってあります。人気プロゴルファーが愛用しただけで爆発的なヒットとなった英語教材もあります。元アメリカ兵士がレクチャーしたエクササイズDVDだってバカ売れしました。

あなたならどうする??

そんな演歌ありましたね(笑)。頑張っていきましょう!!

– 今日のイチオシバンド – Vinyl Theatre

今回はFueled By Ramenのレーベルを考察したので、所属バンドを紹介します!!

イケメン3人組のロックバンド!!デジタルサウンドとインディロックが融合したテイストが良い感じです!!

Vinyl Theatre – Breaking Up My Bones

The 1975みたいに今後ビッグになる可能性もあると思うので、今のうちからチェックしておいてください!!

Vinyl Theatre – Electrogram(輸入盤)

Electrogram – Vinyl Theatre(iTUNESストア)

[ad#ads2]

Follow me!

問い合わせボタン

お気軽にお問い合わせください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です