Fall Out Boyの成り上がりぶりを勝手に振り返りました!

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前回の記事で、DIYの皆さんにこれから売れた時のことを具体的に考えてもらうために、僕が目の当たりにした大ブレイクした人たちを紹介するということで、その第1弾としてパンク系のミリオンセラーを紹介しましたが、

参考記事:パンク系バンドのミリオンセラーヒストリーを回顧してみよう!

今はCDよりも配信の売り上げの方が多いバンドがほとんどで、アメリカでは配信のダウンロードやストリーミング数もカウントされるのですが、ダウンロード10曲でアルバム1枚換算、ストリーミング1500回で1アルバムと数えるそうです。

これが何を意味するかというと、CMに使われるような人気のある曲が1000万回ダウンロードされればその曲が収録されているアルバムはミリオンセラーになるってことです。

実際のアルバムが1枚も売れなくても、ダウンロードした人がダウンロードした曲以外のアルバムの曲を1曲も聴いたことがなくても、、、です。

これをどう捉えるかは、あなた次第です。

もうミリオンセラーなんて肩書きは無意味なのかもしれません。

僕の時間軸でフォールアウトボーイを振り返ります

で、ようやく前回の続きになりますが(汗)、

今回は僕が関わったバンドの中で一番売れたであろうフォールアウトボーイの成り上がりぶりを書いてみたいと思います。

”Fall Out Boyとは、シカゴ出身の4人組バンドである。デビュー当時はポップパンク系のバンドだったがメジャーデビュー後の大ブレイクで徐々にメンバーの個性が出てきた影響で広い意味でロックバンドとしての知名度を獲得した。”

なんて感じのことはこの記事を読んでくれている方々には当然のことだと思うのと、今回はFOBの成り上がりっぷりと自分自身を重ね合わせて近い将来本当に自分がビッグになった時のことを具体的に想像する企画なので、バイオ的なことはググってもらうとして(笑)、今回は多少ですが関わらせてもらった彼らの活動を僕の時間軸とその時感じた印象などとリンクさせてお伝えしたいと思います。

バンドを知ったのはレーベルからの紹介でした

フォールアウトボーイを世に知らしめたアルバムとして有名な”Take This To Your Grave”ですが、アメリカでリリースされる前に所属レーベルだったFueled By Ramenから日本でもリリースしないか?と紹介されて初めて彼らを知ったと思います。

当時のFueled By Ramenは今のようなメジャーの子会社ではなく、Less Than JakeのドラマーVinnieとレーベルオーナーJohn Janick(現在のInterscope Geffen A&M RecordsのCEOです)の2人で運営していて、Vinnieが気に入ったバンドや友達をサポートしているようなイメージでした。

僕もWhippersnapperというバンドが当時のLobster RecordsからFueled By Ramenに移籍したため仕事をすることになり、その流れでFBRとも長い付き合いとなっていました。

で、Fall Out Boyを紹介された時は、これまでのレーベルのイメージと違っていたのでちょっと驚いたのですが、元々の僕のレーベルBigMouth JPNではポップな楽曲が好きだったのと、アルバム内の”Grand Theft Autum/Where Is Your Boy”のPVを見て即決したのを覚えてます!

Fall Out Boy “Grand Theft Autum/Where Is Your Boy”

アメリカでは5月にリリースされたのかな?日本では2003年12月にリリースして初回出荷が1000枚くらいで最終的にワーナーに出荷を止められるまで4万枚近くのセールスを記録したと思います。

もう何しろCDの生産がオーダーに全く追いついていかず、ショップの担当さんから”1日でもいいから一枚でもいいから出荷しろ!”と毎日電話で怒られていたのを覚えてます(汗)。

積み上がった未出荷のCD枚数が10,000枚とかでした(涙)。いい思い出です(笑)。

その当時から勢いはとんでもなかったですね。

初来日の時はエコノミークラスでしたよ

日本でも爆発的なヒット状態になったためPunchlineとの初来日をセットしたのですが、その時はまだうちが主催ということでDIYで準備をしました。

会場やホテル、移動、機材などなどはプロモーターさんがやってくれましたが、国際線の手配を僕がやって、確か全員分エコノミーで取ったのを覚えています。

Peteはその頃から雰囲気ありましたが、他のメンバーはまだまだ垢抜けていない感じでした。

Parickなんかはホントに音楽好きの男の子といった感じで、”オーディエンスを直視できないからキャップを深くかぶってるんだ”って言ってたくらいです。

下のPVの最初に日本の映像が出てきますが、当時の面影と雰囲気がよくわかります!こんな感じでした。

PVで前説をしているお笑い芸人はうちで手配したピン芸人”ルンルン金城”です。なすびさんの元相方だそうです(笑)。

その次の来日はThe Academy is…とGym Class Heroesとのセットでしたが、バンドが売れすぎてPeteがパンクしてしまいキャンセル、そのあとにThe Hush Soundときた時はファーストクラスでした。そのあとプライベートジェットで南極とかに行ってたのを覚えてます(笑)。

サマソニで来日した時に再開した時もBathing Apeで一枚10万円のティーシャツを全員買って(!)、そのままライブで着てました。

本人に聞いたわけじゃないので本当かどうかわかりませんが、全盛期の年収は数十億ということでしたね、、、。

バンドがツアーで乗る飛行機やツアーバス、身なりでもその躍進ぶりが一目瞭然ですよね!

初めて会ったのはSkate & Surfの会場でした

初めて会ったのは確かアメリカのSkate & Surfというフェスで、両側が体育館のような構造になっている会場の”廊下”にステージを作って演奏していました。さすがに歩けないほどの観客を集めていましたが、これはちょっとびっくりしました(笑)。

そのあとレーベルオーナーのバンドLess Than Jakeの”前座”でRUFIOやイエローカード、パンチラインと全米ツアーをしてましたね。

初来日をさせた後にはWarped Tourがあって、ニューヨークで彼らのメジャー盤のレコ発ライブがあったのでIrving Plazaというライブハウスに行きましたが、会場にはJay-Zとビヨンセ夫妻が来ていましたよ!セレブ感ハンパなかったです!

そして徐々にビッグになると日本でもサマソニのメインステージ、イギリスのレディング・リーズでもメインステージ、アメリカの単独公演でも6万人を集めてたそうです。

その時の逸話なんですが、ライブ登場前のアナウンスで、

”The Most Famous Rock Band on the planet!!”(地球上で最も有名なロックバンド!)

と紹介されていたと友達が教えてくました、、、。スゴいですね(笑)。

その後の大活躍はみなさんご存知の通りですが、

Peteはそのカリスマ性を発揮してアパレルブランドClandestine Industriesを運営したり、モデルとしてGapの広告塔になったり、ヒラリーダフと結婚したり(離婚しましたが)とiCONぶりはハンパなかったですよね。

Patrickもプロデューサーとしてジャンルの垣根を超えたアーティストに楽曲を提供したり、ソロ活動もしてました。

そんな個性たちが1つになったことでFall Out Boyが誕生してあそこまでビッグになったのかもしれませんね。

ここまでになるにはどうすればいい?

彼らの場合、元々の楽曲の良さとかpeteの個性とかカリスマ性、リーダーシップはあったと思います。それと周囲にも恵まれましたね。レーベル、所属事務所などもとっても優秀です。そして売れれば売れるほどいろんな人たちを巻き込んでドンドン大きくなっていった印象です。

前にも書きましたが、イエローカードなんかは周りに恵まれなくてブレイクまでに時間がかかってしまいました。

僕が思うのは、

”実力+αの何かがあると飛躍するスピードにも大きさにもレバレッジがかかって何倍にもなる可能性がある”

ということでした。それは特にFall Out Boyには感じました。彼らの周りを巻き込む力は凄かったです。

あと彼らに限りませんが、僕が関わったバンドでデビューからすでに売れていたバンドはPanic At The Discoだけです。他のバンドは何かしらのバックグランドがあったり、地道なツアーを繰り返したり、何枚もリリースをしたりと結構と知らないところで遠回りしてます。

エルレガーデンだってあそこまで爆発するまでに10年近くかかってるんですよね?

何が言いたいかというと、

”本気で続けていればチャンスは絶対あります!!”

このブログを読んでくれたバンドでフォールアウトボーイのように世界的なバンドが登場してくれるんでしょうか?

期待してます!!

PS:今回の記事を書いていて1つ思い出したのですが、初来日の時にPunchlineの単独公演を新宿Antiknockで行ったのですが、その時に僕の思いつきでFall Out Boyに偽名”The Last Good Thing”っていうバンド名でシークレットライブをやってもらいました。

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本当にただの遊び心で皆さんにびっくりして欲しかっただけでやったのですが、バンドは喜んで覆面かぶってハチャメチャやってくれて、ライブに来ていたオーディエンスも期待以上のサイプラズな反応してくれて、、、バンドは気に入ってくれたのか、その直後にニューヨークで同じ企画をやってくれてました(笑)。

あのライブに来てくれた人はこの記事見てくれてるのかなぁ(笑)。懐かしい。

– Pick Up NEWS –
BLINK182のライブで三人の逮捕者

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8/24のニューヨーク州バッファローでのBLINK182のコンサート会場で三人の逮捕者が出た模様。

一人は会場のフェンスを飛び越えてセキュリティと格闘、もう一人は不法に侵入し退去するよう忠告されたが拒否、もう一人はセキュリティに噛み付いたそうです、、、。

ス、スアレスか!?!?

他にも七人がマリファナ所持だったそうです(汗)。

まぁそっちはありがちかな?

– 今日のイチオシバンド – MAC Miller

サマソニで来日経験もある白人ラッパーMAC Miller!

“Blue Slide Park”というアルバムが大好きでよく聴いていたのですが、久しぶりに聞いてみたいと思ってApple Musicったらまだまだ健在でした!

日本ではあまり知名度ないですが、メチャメチャお洒落なサウンドでラップでも聴きやすいです!

Mac Miller – Dang! feat. Anderson .Paak

アリアナグランデともコラボってます!

Ariana Grande – The Way ft. Mac Miller

9/16にニューアルバムも出るみたいなので、ぜひ聞いてみてください!

Mac Miller – The Divine Feminine(輸入盤)

The Divine Feminine – MAC MILLER(iTUNESストア)

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